落窪物語

この作品は、講談社出版、21世紀少年少女古典文学館3氷室冴子さんの「落窪物語」です。

早くに母を失った姫君。継母にいじめられ、苦労しながらも、素晴らしい貴公子と出会い、幸せを得るシンデレラストーリー。

この本の良いところは、小学生、中学生でも読めるように、用語説明が丁寧で図解説明もあり、非常に読みやすいところです!この本は、小学5年生の時おばあちゃんからの誕生日プレゼントでもらったものです。当時ライトノベルにハマっていた自分は、古典文学??って思っていたのですが、読んでみるととても面白く、登下校の時でも読みながら帰った記憶があります。

この話の魅力的な所は、落窪姫と右近の少将の恋愛模様がいじらしいことと、阿漕と帯刀の関係性です。まず、阿漕は落窪姫を好いており、女房として色々落窪姫を世話をしていた。そして、帯刀は、右近の少将の乳兄弟(いわゆる幼馴染って感じです)で、この阿漕と帯刀は恋仲なのである!阿漕は、落窪姫を何とかしてやりたいと帯刀に相談した。帯刀は、右近の少将と合わせてみてはと、逢瀬をセッティングする。右近の少将も、落窪姫を哀れに思い、また興味があった。実際、会って文通を始めると落窪姫も右近の少将も互いに惹かれ合う。それまでが、初々しくて仲介役の阿漕と帯刀が主のため、色々助言しているのを見ているとキュンキュンしました。

始めた読んだ時は、古典を習ってなかったので、あの時代の恋愛の仕方を知らずに読んでいたのですが、今読むとあー、かわいい!!ってなりました。(小学生の時は、深く考えず読んでました)

古典などが苦手な人でも易しく、かつキュンキュンできるお話だと思います!是非、一度読んでみては?

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